ハードロックじゃないロック。。。その壱

(YUZURU&YUTA)
昨年末に「まっとうな道」に進むために、ドラムスクールの講師を辞めたユウタが、本日、無事に「まっとうな道」をあきらめて、当スクール講師に戻ってまいりました(爆)

せやから言うたやろ、、、ユウタ、、、ムリやって(笑)


本日より、、、連続3話?4話?続けてボクの昔話になります。。。
その間にネタ探しとか、そんな姑息な考えではございませんが。。。。。
興味のある方、ノスタルジックな気分になりたい方、ヒマな方、密かにボクに好意を寄せてるそこのアナタ(爆)・・・は読んでみて(−−)
それ以外の方はまた4日後くらいから読んでねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww



今から遡ること、、、22年ほど前。。。

15才からドラムを始めて、いくつかのバンドを経験し、ステージも数多く踏ませていただき、関西圏以外にもライブで行かせてもらい、、、最後のハードロックバンドをやめたのが、確か、1987年。。。。。

おぼろげな記憶によると、その秋、新バンドとなるメンツと出会ったのであ〜る。。。

ワタクシ在籍のハードロックバンドは人気とは無縁のしがない無名バンドでありましたが、、、そこそこのミュージシャンとのお付き合いは個人的にさせて頂いてましたので、、、

『ハードロックじゃないロック』やりたいねん。。。。

知り合ったのが、元ジーザス、パラノイアのベースの通称“まっちゃん”。。。。。

まあ、人気ありましたわな、パラノイアなんて。。。。。

しかも長身でちょっと美形なもんやから、、、そら毛伸ばしてベース弾いてたらカッコよろしい。。。。。。

“まっちゃん”もワタクシも「長髪&スリムジーンズ」組でしたが、
出会ったときはすでにバッサリ、、、ちょっと普通じゃないけど、、、一応は短髪。。。。

後ろ、“まっちゃん”


その時ボーカルもすでにおって、自称3オクターブ出ますなんて言うてたヤツです。。。。。

で、まあとりあえずギターいないんで、募集してオーディション的にやってみるかと、、、、、エラそうに。。。。。


割とすぐに決まって、そっからはスタジオリハ開始です。。。

どんなロックがやりたいんか、、、、みんな分らん・・・・

とりあえずヘヴィでハードなんはダメ。。。。。

ギター、歪んじゃダメよ。。。。。。ドラム、ツーバスドコドコとか無しね。。。。ベース、チョッパー(スラップね)がいい。。。

歌は、、、まあ歌いたいように。。。。。


てな感じで、あ〜でもない、こ〜でもない、、、試行錯誤とはこのことかってくらい、来る日も来る日もスタジオで曲作り。。。。

この時点でワタクシには大きな災難とゆうか何とゆうか・・・

シーケンサー』なるものを導入されてしまいまして。。。。。

簡単に言えば、キーボード欲しいけど、、メンバー入れるほど弾いて欲しいわけや無いんで、、、そこは機械にやってもらおかと。。。。。

曲の頭に8拍カウントが入ってまして、そこから曲が始りまして、、、ギターから始るのやら、ワタクシから始るのやら、、、はたまた、鍵盤から始るのやら。。。。

いずれにしてもワタクシは常にクリック音、通称“ドンカマ”をヘッドフォンで聴きながら演奏せなアカンのです。。。。。

なぜ災難かと言うと、、、曲のどこに鍵盤の音が入るか、それはもう縦横無尽ですやん。。。。。

て事は、ドンカマとワタクシのリズムがズレた暁には、、、聞くも無残な演奏になるわけで。。。。。。

そんな訳でず〜〜〜〜〜〜っと約1年間、スタジオリハはドンカマとお友達。。。。。。当然その後もスタジオ&ステージず〜〜っとよ(−−)

それまでハードロックやってた頃は、ブっちゃけ「マイリズム」です。。。。。モタろうが走ろうが、おかまいなく、みんなでド〜〜〜ンですもん。。。。。


ドンカマに縛られてるとそうはイカん。。。。。

ジャスト、ジャスト、ジャスト。。。。。前も後ろもございません、、、♪後ろから前からど〜ぞ♪(by畑中葉子)・・・とにかくジャストリズム。。。。。

これ、慣れるまでは地獄でしたな。。。。。

1年間スタジオこもって曲作って、その間ずっとドンカマ生活、、、さすがに初ステージ立つ頃には、「親友は?」って聞かれたら「ドンカマ君です^^」くらいになりましたわ(−−)

これまた慣れてくると楽しいもんで、、、ドンカマ君を自在に操るようにもなってきて。。。。

ジャスト刻みながら、曲によっては、微妙に後にズラしたり、前に突っ込んだり、、、ドンカマ聞きながらライブでグルーヴ出せるようにまでなってきたりして、、、職人芸(爆)

おかげでこの後のレコーディングなんかでは役立ちました。。。

曲が数曲できた頃、何を通じてそうなったのか、『PINK』の『ホッピー神山』氏のエンジニアのスタジオで、ちょっとアドバイスもらいながらデモレコーディングでも(シャレやないよ)と言うことになりまして。。。。。

『PINK』も『ホッピー神山』も、そら名前は知ってるよ、、、有名やもん。。。。。
でも全然興味なんですけど〜〜〜〜〜〜と思いながら。。。。。。

この時点でまたまたギター不在でした。。。曲作りながら、何人ものギターと合わせる日々。。。

で、最終的には、ボクの知り合いで、『スタジオJAM』でウダウダしてた、これまた元ヘヴィメタギタリストの“サカタくん”が加入。。。
初めからそうしとけよ(−−)


まあ、レコーディングと言えば決まってワタクシが先頭バッターなもんで、とりあえずガイドベースと一緒に、ラフ録りからやります。。。。。2曲ほど叩き終えました。。。。。

と、、、、ここでガラスの向こうのエンジニアからマイクで何やら言うてきます。。。。。

「ん〜〜、、、あのさあ、、、手数・・・フィル多くない?それじゃ、譜面に起こしたら真っ黒だよ。。。。スキマ作んないと・・・」

久しぶりに聞く、人を小バカにしてるようにも思える関東弁で早速のダメ出しです。。。。。

「あ・・・そうですか・・・」

この日、これで終了。。。。。。

出直して来いと言うことでんな(−−#

で、スタジオ入って、アレンジのやり直しです。。。。ドラムパート変えたら、当然ベースパートも、、、なんならギターパートまで変更ですわ。。。

テーマは「音のスキマ、空間」。。。。。

なんせ今までは、詰め込むだけ音詰め込んで、「どや!ウマいやろ!」ってやってたのがハード&ヘヴィの世界。。。。。

真逆です。。。。。

悩んでがんばって、がんばって悩んで、、、なんとか完成して、、、今一度、標準語飛び交うスタジオへ。。。。。。

「お、、良くなってんじゃん。。。まだ減らしてもいいけどね、音数。。。。。」
(やかましィわ!もうムリじゃ!癒し系かボケ!PINKかホッピーか知らんけど、ワシそんなん好きちゃう!)

とりあえず今回は最後まで録り終えて、なんとか全4曲完成。。。。。

ちょっとムカついたけど、初めて知った「スキマ」の大切さ、、、、20才でございました。。。。。

そこからライヴに向けて準備が始ります。。。配布用の、当時はデモテープです。。。。必死で録り終えた音源にレーベル付けて、アー写撮って、これもプレゼント用にポストカードとかにして。。。

バンド名は『DARTS』。。。。。

どっかのボーカルスクールのイベントみたいなんで『バナナホール』にチョイ出してから、、、やっとこさ初ライヴですわ。。。

しかし・・・・・・残念ながら初ライヴをどこでやったかは、記憶が無い・・・・・
たぶん、十三ファンダンゴ・・・・・

『ハードロックじゃないロック』の始まりです。。。


テリーちゃん・・・笑てよ(爆)