GROOVE。。。。。

ロックミュージックはとりわけ「疾走感」に魅了される事が多い。。。

特に音楽始めた頃は、いかに速く弾くか、速く叩くか、そんなことを重視しがちであります。。。。。

確かに速く、高速になればなるほど高度な技術を要するのですが。。。。。

でもその前に、「グルーヴ感」てのを少し考えてみてはどうだろうか。。。。。

どんなに速く弾けても、どれだけタム回しが速くても、「ノリ」が出てなければ、それはただのサーカス、小手先の見せ物でしかないのである。。。

家で1人で自己満足だけでイイのならそれでもいいかも知れない。。。

最近はYouTubeなどで、これ見よがしにプロアーティストのソロを速弾きしてるオヤジとか、オタク風な若者がまるでゲーセンのゲーム感覚でテクニックのみを自慢するような映像を自画録りしてアップしてますが。。。。。

正直、本当の意味での「バンドサウンド」を知ってるミュージシャン達には「痛い映像」にしか映らない。。。。。

バンドは音の「塊」になって初めてバンドサウンドなのである。。。

「グルーヴ感」なんて一朝一夕で身に付くもんではない。。。。。


聴いてる人間の腰が自然に動いたり、知らないうちに手拍子やら足でリズム踏んでたり、、、そうさせてこそ音楽を演じる者、奏でる者なのである。。。

「180の速さでツーバス踏めます?」「200超えたら足のダブルが出来ないんですよ」、、、どうすれば出来るようになるか・・・そんなことをよく聞かれたりするんですが。。。

そんなモノは日々練習すればそのうち出来る。。。

そこは悩むところではなく、ひたすら練習すればイイだけのところである。。。

自分の担当楽器なんやから、エキスパートになる努力をして当たり前。。。

その前に90の速度で、どれだけウネリが出せるか、、、120の速度でギター・ベース・ドラムの楽器隊がどこまで「歌い手」をグルーブの波に乗せてやれるか、、、、そんなのをまず考えてみてはどうでしょう。。。。。

「歌い手」はバンドの中では、唯一の聞き手である。。。。。

聞き手側が気持ち良くなって、楽しくなるのが音楽で、、、
演者が必死でテクニックのみをひけらかし、気持ち良く演奏してないのに、聴いてる側に何かが伝わるはずも無い。。。。。

「グルーブ感」があった上でのテクニックなのである。。。。。

こと、ドラムの立場から言えば、「歌い手」から、「歌いやすいドラム」と言われて初めてドラマーとしての仕事を果たした事になる。。。

曲の中で、たった一箇所のブレイクが決まった時の気持ちよさ、複数の楽器がひとつの塊になった気持ちよさを知ってほしいのである。。。。。