久しぶりに本を読んだ。。。。。

たまたま手に取った本。。。。。

「再生」。。。。。

12の短編が収められている。。。。。

人は挫折したり悩んだり苦しい局面を迎えた後、どのように立ち直り、再生していくのか。。。。。

仕事、恋愛、家族、人間関係、長い人生の中のほんの一瞬の出来事なのかもしれない。。。。。

数十年後、自分が死ぬときには、「そんなこともあったな・・・」くらいに思えるのかもしれない。。。。。

でも人は長い人生の中でその時を必死で生きているから、その瞬間の悩みや苦しみが絶望に思える。。。。。

「再生」とはもう一度蘇ること、生き返ること。。。。。

人は長く生きれば生きるほど、色んなものを背負ってしまう。。。。。

忘れた気になってても、忘れることはないし、消えることはない。。。。。

だから、忘れたつもりでいても、何かのきっかけで、ふとしたことで、えぐるような痛みが襲ってきたりする。。。。。

要はフタをしてるようなもんなのだろう。。。。。

何かの拍子にそのフタが開くとどうしようもない痛みや悲しみが蘇る。。。。。

人はペットボトルじゃないから、再生はできない。。。。。

再生したつもり、蘇ったつもりで新しい人生を生きようとするだけ。。。。。

年数は関係なくて、、、

たとえ1年だろうが、10年だろうが、その瞬間どれだけ一生懸命に向き合えたかが大切なんだろう。。。。。

10年よりも1年のほうが大きな痛みになることだってある。。。。。

一生懸命向きあえた分、痛みとなって返ってくるとハンパではない痛みになる。。。。。

それでも人は「再生」して歩き出す。。。。。

そうやって人は強くなっていくのだろう。。。。。

自分の薄っぺらな経験だけで言えることは、

強くならなければ大切なもの、人は遠くへ行ってしまうのだ。。。。。

忘れる努力ではなく、背負っていく強さを持てば、きっと本当の「再生」が出来るのかもしれない。。。。。